サステナビリティ基本方針
1.基本方針
当社は、サステナビリティ経営の実現を重要事項と認識し、事業活動を通じて社会的責任を果たし、中長期的な企業価値向上と持続的な成長を実現すべくマテリアリティ(重要課題)を特定し、激変する環境・経済・社会の総合的な課題解決に取り組むための4つのマテリアリティテーマを設定し、CSV(Creating Shared Value:社会との共有価値の創造)を実現できる21世紀型のマネジメント体制の実現を目指しています。
2.マテリアリティ(重要課題)
当社は外部環境の変化等を踏まえ、中期経営計画の策定に併せて重要課題(マテリアリティ)を整理し、サステナビリティ委員会での審議を経て、マテリアリティを特定しています。
当社のマテリアリティは、以下の通りです。

3.ガバナンス体制
当社はサステナビリティ経営の実現に向け特定したマテリアリティ(重要課題)に対する取組みを定量的に評価し、モニタリングしていくため、サステナビリティ委員会を中心とするガバナンス体制を構築するとともに、取締役会による監督を行っております。各種マテリアリティテーマに関する取組みは、ESG(環境・社会・ガバナンス)、DX、資本コスト経営のワーキンググループが行い、設定した定量目標及び進捗状況は、適時・適切に情報開示します。当社グループのサステナビリティに係るガバナンス体制図は、以下のとおりです。

(1)取締役会による監督体制
取締役会は、当社のサステナビリティに関するリスクと機会に係る課題について、毎年一回、サステナビリティ委員会より取組状況や目標の達成状況の報告を受け、モニタリングします。また、新たに設定した対応策や目標を監督します。
(2)サステナビリティに係る経営者の役割
サステナビリティに係る事項は、代表取締役社長が統括します。また、代表取締役社長はサステナビリティ委員会の委員長としてサステナビリティに関する課題が事業に与える影響について評価し、対応策の立案及び目標の設定を行い、達成状況の管理を統括します。
(3)サステナビリティ委員会
サステナビリティ委員会は、当社のサステナビリティに係る事項を含むマテリアリティ(重要課題)の特定やESG(環境・社会・ガバナンス)、DX、資本コスト経営への対応を含むサステナビリティ戦略及び中期経営計画の実現のための経営資源配分(要員・投資・資金)について審議し、取締役会に答申します。
サステナビリティ委員会の委員長は代表取締役社長が務め、常勤取締役、取締役副社長執行役員が指名した者において構成され、サステナビリティに関する課題が事業に与える影響について、毎年一回評価を行い、識別したリスクの最小化と機会の獲得に向けた方針を示し、対応策の検討・立案及び目標の設定を行います。また、目標の達成状況を審議し、毎年一回、取締役会に報告し、監督を受けています。
(4)サステナビリティに係る所管部署
サステナビリティ推進部は、サステナビリティ委員会の事務局を担当するとともに、サステナビリティ戦略に係る企画・立案及び管理を行い、全社的なサステナビリティに係る対応の推進を担い、サステナビリティ戦略を検討・立案し、サステナビリティ委員会に提言します。
4.リスク管理体制
サステナビリティに係るリスクの管理は、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ委員会にて識別・評価し、定期的に取締役会に報告しております。
(1)サステナビリティに係るリスクを識別・評価するプロセス
サステナビリティ戦略の推進を所管するサステナビリティ推進部にて、社内の関係部署及びグループ会社に係るリスク及び機会の特定を指示し、リスクを識別し、サステナビリティ委員会に報告します。
サステナビリティ委員会は、識別されたサステナビリティに係るリスクについて評価し、重要度に応じて対応策を検討したうえで、目標を設定し、取締役会に報告します。
(2)サステナビリティに係るリスクを管理するプロセス
サステナビリティ推進部は、サステナビリティ戦略の企画・立案及び管理を行い、全社的なサステナビリティに係るリスクへの対応を推進するとともに、取組状況をサステナビリティ委員会に報告します。また、識別したサステナビリティに係るリスクについて、リスク管理規程に基づきリスク管理委員会に報告します。
サステナビリティ委員会は、識別・評価したリスクの最小化に向けた方針を示し、サステナビリティ推進部を通じて社内の関係部署及びグループ会社に対応を指示します。また、対応策の取組状況や設定した目標の進捗状況について、取締役会に報告します。
(3)組織全体のリスク管理への統合プロセス
定期的に開催されるリスク管理委員会にて、各リスク所管部署からの報告内容を評価し、全社リスクの把握と適切な対応を審議し、取締役会に報告します。
サステナビリティに係るリスクについてはサステナビリティ推進部を所管部署と定めて報告を受け、組織全体のリスク管理の観点から適切な対応を決定します。
取締役会は、リスク管理委員会からサステナビリティに係るリスクを含む統合したリスク管理の状況と対応について報告を受け、監督を行います。
当社グループのサステナビリティに係るリスク管理プロセス図は、以下のとおりです。
機関・組織 |
機能・役割 |
取締役会 |
・サステナビリティ課題に係るリスクの管理状況についてサステナビリティ委員会及びリスク管理委員会より報告を受け、監督する。 |
サステナビリティ委員会 |
・サステナビリティ課題に係るリスクを評価し、対応策を検討し、目標を設定する。
・識別されたリスクの最小化に向けた方針を設定し、対応を指示する。
・対応策の取組状況や設定した目標の進捗状況を取締役会に報告する。 |
リスク管理委員会 |
・組織全体のリスク管理の観点から対応を決定し、取締役会に報告する。 |
サステナビリティ推進部 |
・社内の関係部署及びグループ会社にサステナビリティ課題に係るリスクの特定を指示する。
・リスクを識別し、全社的なサステナビリティ課題に係るリスクへの対応を推進する。
・識別したリスクをサステナビリティ委員会及びリスク管理委員会へ報告する。 |